出産されてから体の不調が出てくる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も出産した次の日に悪寒と高熱が出ました。初めて悪寒を経験すると自分では止められない震えに焦ってしまう方もいらっしゃると思います。
産後の体調不良が少しでも軽減できるように悪寒、熱発を軽減させる方法を残したいと思います。
産後の悪寒、発熱を軽減させる方法
産後の悪寒、熱発の原因
産後の悪寒、発熱を軽減させる方法

悪寒がある時
1:体を温める
悪寒がある場合は、熱が上がってくる段階です。
・体を冷やさずに毛布や湯たんぽなどで保温
・部屋の温度を上げる
・温かい飲み物を飲む
・手首や、足首、首を冷やさないように体を温める服装をする
悪寒を初めて経験すると驚くこともあると思います。しばらくすると悪寒も落ち着いてくるので、冷静に判断し体を温めることを優先に行動してください。
私も入院中悪寒があった時は、布団を肩までかけて、部屋の温度を上げて乗り越えました。私の場合体感で10分ほどでした。
2:入院中はスタッフの方を頼る
赤ちゃんと同室である場合など、状態の報告をするためと赤ちゃんを預かってもらうためにスタッフの方を頼りましょう。
スタッフの方はドクターと連携してくれます。採血したり、聞き取りしてくれたりして状態の把握をして適切な処置をしてくれるため、1人で乗り越えようとせずナースコールでスタッフの方を呼びましょう。
悪寒が落ち着いて熱発がある時
1:水分補給
発熱によって脱水になりやすいので、こまめな水分補給を心がけましょう。
2:休息を取る
産後は体が非常に疲れています。可能な限り休養をとり、体力回復を優先してください。
入院中の場合は赤ちゃんを預かってもらい、しっかりと休んでください。入院中以外でも周りの方を頼り休んでくださいね。
産後はハイになっていて眠たくないということがありますが、3時間おきの授乳があったり、赤ちゃんが泣いていたら眠れないこともあるので眠れる時は眠るようにしましょう。
3:乳房の状態をチェック
乳房が張って痛い、赤く熱を持っている場合は乳腺炎の可能性があります。
乳腺炎の場合、体温を脇で測ると高く、肘で測ると低く出ることが多いみたいです。(今回の入院中に教えてもらいました。)
乳房の状態を観察し、入院中なら相談しましょう。退院後の場合は、出産した病院へ連絡したり、母乳外来などを利用してくださいね。
産後の悪寒、熱発の原因

乳腺炎
最もよくある原因の一つです。
症状:乳房の腫れ・赤み・痛み・熱感、発熱、寒気
授乳がうまくいっていなかったり、母乳が滞ると起こりやすいです。
重症化すると膿が溜まることもあります。乳腺炎がひどくなると切開することになり、入院や消毒のための通院で長期間かかるので、ひどくなる前に病院や、母乳外来を利用してください。
子宮内感染(産褥熱・子宮内膜炎)
胎盤が出た後に子宮内に感染が起こります。
症状:38℃以上の熱発、悪寒、下腹部の痛み、悪露が悪臭を伴うこともある
数日以内に高熱が続く場合は特に注意が必要です。
現代では衛生環境や抗生物質の進歩により重篤な例は少なくなりましたが、放置すると敗血症など命に関わる危険もあるため、早期発見と、治療が重要になります。
腎盂腎炎
腎臓の腎盂という部分に細菌が入り込み、炎症を起こし、腎盂腎炎になります。
症状:発熱、背中や腰の痛みを伴うことが多い
赤ちゃんのお世話でトイレを我慢しがちなママは、かかる可能性が高くなります。
自律神経の乱れ
ストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れると、体温調節機能が低下し、寒気を感じやすくなります.
自律神経の乱れは「気のせい」ではなく、体の仕組みの変化によって実際に起きることなので、我慢せずにケアすることが大切です。
<対処法>
・体を温める、リラックスする時間を取る
・栄養バランスの取れた食事
・家族や周囲にサポートをお願いする
・規則正しい生活を意識する(できる範囲で)
まとめ
出産するだけでしんどいのに、産後に体のトラブルは大変ですよね。
私も入院中に、2日続けて高熱が出ました。
初めて悪寒を体験しベッドの上でガタガタ震えていました。入院中だったので悪寒が治ってからすぐにナースコールしましたが、1人で抱え込んでしまう方もいらっしゃると思います。
入院中も退院後も頼れる人は頼って、1人で我慢せずにみんなで乗り越えましょう。