出産したあと完母で育てるのか、完ミで育てるのか、混合で育てるのか悩みませんか?
私は1人目の時は「これで育てたい!」という気持ちはなくて、「母乳が出たら完母かな〜」という位の気持ちでした。母乳が結構出たので3ヶ月目くらいから完母になりましたが、その間に何度か乳腺炎になったり、最終的に乳腺炎で切開をしたりと大変な経験をしました。
今回2人目を出産し、1人目の時母乳が出ていたので「完母で育てる!」と意思を強く持ち対策をし入院中に混合から完母になりました。
母乳育児になるまでに私がしたことがどなたかの力になれたら嬉しいなと思いここに残したいと思います。
・母乳育児か軌道に乗るまでの流れ
・新生児期に完母になるまでにしたこと
母乳育児が軌道に乗るまでの流れ

出産直後(0日目〜数日)
・母乳はまだ「初乳」という濃厚な栄養たっぷりの液体で、量は少ないですが赤ちゃんにとっては十分。
・頻回授乳(2〜3時間おき)を意識して、赤ちゃんが欲しがるだけあげるようにします。
生後3日〜1週間
・赤ちゃんの吸う刺激によって、乳量が増えていきます。乳頭の痛みを感じることもあるので、その時は保護するクリーム(ピュアレーンなど)を使用しましょう。
・「乳房が張る」「痛い」と感じることもあります。
・最初はうまく吸えないこともあり、赤ちゃんの飲み方が浅くなる(浅飲み)と傷になったり、痛みを感じることもあるので、うまく吸えない時は入院中に助産師さんに相談して授乳の方法を確認するといいと思います。
生後2週間〜1ヶ月
・母乳の量が安定してきて、赤ちゃんも飲むのが上手になるので、授乳のリズムができ始めます。
・体重の増加がきちんと確認できれば、完母がほぼ確定します。
1ヶ月検診で確認
・赤ちゃんの体重増加が順調であれば「完母でOK」と1ヶ月検診で言われることが多いです。
・ここからはさらに授乳間隔が空いてきたりするので、ママも少し楽になっていきます。
完母までのポイント!
最初の1ヶ月が勝負です。授乳間隔が3時間は開かないように、赤ちゃんが泣いたら飲ませる頻回授乳をすることがカギになってきます。
乳首のトラブルや赤ちゃんの飲み方のクセに悩むこともあるので、必要ならすぐに助産師さんや母乳外来を頼り、1人で悩まないようにする事が大切です。
あとは毎回同じ方から飲ませるのではなく、フットボール抱きや縦抱きなど色々な向きで飲ませることも乳腺炎の対策にもなるので大切なポイントだと思っています。
新生児期間に完母になるまでにしたこと5選!

助産師さんに宣言する
子供を産んだ産婦人科は、完ミ・完母・混合のどれで育てたいか聞いてくれる病院でした。
1人目は3ヶ月目ごろから完母で育て乳腺炎にもなりました。母乳がよく作られるらしく乳腺炎が怖過ぎたので助産師さんに聞かれた時迷わず「完母で育てます!」と宣言しました。
また1人目の時、乳腺炎で切開したのでそのことや乳腺炎が怖いことも入院中に伝えました。
泣いたら飲ませる頻回授乳
出産した次の日より母子同室になり母乳育児もスタートしました。初回は助産師さんに授乳姿勢などをみてもらい片乳5分ずつからスタートです。
浅飲みだったのか右の乳頭の痛みがあり、小さな水疱ができていました。乳頭保護のクリームを塗り赤ちゃんが口を大きく開けた時にしっかりと咥えさせるようにします。
前傾姿勢になりがちなので、ベッドをギャッジアップしあぐらをかいて、授乳クッションを準備し赤ちゃんの口の高さと同じになるように調整し授乳しました。
母乳育児を早く軌道に乗せたかったので、2時間おきくらいとあとは赤ちゃんが泣いた時に授乳しました。入院3日目の夜中に乳房がガチガチで詰まっている感じがあり、熱も38度あり「これは乳腺炎なりそうだな〜」と思いナースコールし授乳時間以外は赤ちゃんを預かってもらいました。
色んな角度から飲ませる
詰まっている場所を確認し赤ちゃんの下顎が詰まっている場所に当たるように、フットボール抱きや縦抱き、上の方に詰まりを感じる時は四つん這いになり飲ませていました。
張っていたら赤ちゃんも飲みづらいので最初に少しマッサージをし、授乳中は詰まっているところに圧をかけて詰まりを流すような感覚で授乳します。
乳腺炎がとにかく怖いんですよね。もう切開はしたくない一心で授乳していました。
入院中に体重測定してミルクの追加量を相談
母乳が出てミルクも増やしたら、赤ちゃんもお腹いっぱいになり吐いたり、ずっと寝てしまったりするので、母乳飲ませる前後で体重を測り体重を測定して助産師さんにミルクの追加量を相談しました。
入院2日目には6g/回でミルクも30cc→20ccへ減量しました。
入院3日目の体重測定では46g/回で私も助産師さんも驚き!

もうミルク足さなくていいよ!夜寝なそうな時に20くらい足していいよ!
と言われてこの日からミルクは足さず、完母になりました。
葛根湯とミルクスルーブレンドを常備
乳腺炎が怖い私は実家に帰る前に葛根湯とミルクスルーブレンドを購入して帰りました。
葛根湯には「体を温めて、血流や気の巡りをよくする」「炎症を抑える」作用があり、初期のうっ滞乳腺炎(熱感・しこり・赤み・痛みが出る)には、効果を発揮する事があります。
ミルクスルーブレンドは「母乳の流れをよくする」「乳腺炎を予防する」ために飲むことを目的としたハーブティになります。
乳腺炎になってしまった場合は病院や助産院に行く必要がありますが、乳腺炎になる前の予防として常備しておくことで少しだけ安心できるので購入しました。
まとめ
必ずしも母乳育児を推奨するものではありませんが、「母乳で育てたい!」という方は、最初の1ヶ月が勝負です。
1人目の時は「どっちでもいいです!母乳が出たら母乳で育てますが、出なかったらミルクでもいいです!」という感じでした。何も分からずだったのですが、2人目の時は経験がある分色々とわかっています。
頻回授乳と、正しい授乳方法で、1人で悩まず入院中は助産師さんに分からないことや心配なことを相談しながら、肩の力を抜きながら乗り越えてもらえたらと思います。
頻回授乳は寝不足になるので、赤ちゃんが寝ている時は携帯など見ずに一緒に休んでくださいね。