無自覚モラハラ妻だった私⑧変わったのは夫婦関係だけじゃなかった――子育てにもつながっていた話

【体験談】

離婚危機から5年が経った今、心が穏やかだ。

穏やかになれた理由を考えていたら、子供の頃のことまで遡っていった。

最終話は、モラハラの根っこにあったものと、私が断ち切ろうとしていること、そして同じように苦しんでいる人へのメッセージを書きます。

モラハラの根っこは、子供の頃の「寂しさ」だったかもしれない

子供の頃の寂しさ・窓の外を見る子供のイメージ

カウンセリングを重ねる中で、少しずつ見えてきたことがある。

私の自己肯定感が低かった理由。夫に依存していた理由。

それは、子供の頃まで遡っていった。

親に愛されていなかったわけじゃない。それはわかっている。

でも、「大好きだよ」と言葉で言われた記憶がなかった。

きょうだいの方が愛されていると感じていた。
寂しかった。ずっと、寂しかった。

親は自営業で、仕事が大変だった。忙しくて、子供と一緒にいる時間よりも仕事の時間の方が長かった。貧しかった。だから親も必死だったと思う。

今なら、わかる。でも子供の頃の私には、ただ「寂しい」しかなかった。

その「寂しさ」が、埋められないまま大人になった。
そして結婚して、夫にその穴を埋めてもらおうとした。
それが「依存」の正体だったと、今は思う。

夫に認めてほしかった。夫に愛してほしかった。夫に大切にしてほしかった。
だから夫が応えてくれないと、責めた。傷つけた。

モラハラは、愛情の欠乏から生まれていたのかもしれない。

連鎖を、自分で断ち切る

子供を抱きしめる母親・愛情のイメージ

自分の育ちを振り返って、気づいたことがある。

人は、自分が育てられたようにしか育て方を知らない。

親の子育てしか見てきていないから、無意識に同じようにしてしまう。

でも、そのまま同じことをしたら——
子供も同じ寂しさを抱えて、自己肯定感が低いまま大人になってしまう。

連鎖を、自分で断ち切らないといけない。

誰かが変えてくれるわけじゃない。気づいた自分が、方向転換するしかない。

そう思った。

我が子にしていること

家族の笑顔・温かい家庭のイメージ

だから今、意識してやっていることがある。

1
「大好き」「ありがとう」「宝物」を言葉で伝える
私が子供の頃に言われたかった言葉を、我が子に伝える。照れくさくても言う。言葉にしないと伝わらないことを、自分が一番知っているから。

2
夫の悪口を、周囲に言わない
子供は親のことを見ている。夫を悪く言う場面を見せたくない。夫婦の間で起きたことは、夫婦の間で解決する。それが子供にとっても安心な家になると思っている。

3
子供を「下げる言葉」を使わない
「うちの子、ほんとにダメで……」という謙遜は、子供の自己肯定感を傷つける。子供は親の言葉をそのまま受け取る。だから、人前でも子供のことは大切に話す。

4
大切なことを、ちゃんと伝える
「あなたは大切な存在だよ」「あなたがいてくれて嬉しい」——こんな言葉を、日々の中でさりげなく伝えていく。特別な日じゃなくていい。普通の日に言えることが大事だと思っている。

今の私へ、あの頃の私へ

穏やかに微笑む女性・現在の自分のイメージ

離婚危機から5年。今の私の心は、穏やかだ。

0歳と3歳の子供たちのことで毎日てんてこまいで、ワンオペで大変な日もある。でも、あの頃のような「ぐるぐる」がない。

夫を責めることをやめた。

自分を整えることを続けた。

それだけで、こんなに穏やかになれた。

あの頃の私に言いたい。

夫を変えようとしなくていい。

自分を変えることだけ考えて。

変わることは、できる。遅くない。

このブログを読んでいるあなたへ

もし今、夫婦関係で苦しんでいるなら——。

「私が悪いのかな」と思いながら、でも「夫も悪い」と責めながら、どこにも気持ちを吐き出せないでいるなら——。

一人で抱え込まないでほしい。

誰かに話すだけで、変わることがある。

私がそうだったように、気づくことが、最初の一歩になる。

そして、もし子供の頃に親から愛されなかったと感じているなら。親の子育てが下手くそだったと気づいているなら。

それはあなたのせいじゃない。

親だって、愛し方を知らなかっただけかもしれない。でも、その痛みは本物だ。寂しかった気持ちも、認められたかった気持ちも、ぜんぶ本物だ。

親にもらえなかった愛を、
まず自分で自分に与えてほしい。

「自分を大切にする」とは、そういうことだと思う。誰かに愛してもらう前に、自分が自分の味方になること。それだけで、少しずつ変わっていける。

長い話を最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

このブログが、誰かの「泣いた夜の先に」なれたら嬉しいです。

第8話(最終話)のまとめ

モラハラの根っこは、子供の頃の寂しさと自己肯定感の低さからくる「依存」だった
親の子育てを無意識に繰り返してしまう。でも気づいた自分が連鎖を断ち切れる
我が子には「大好き」「ありがとう」「宝物」を言葉で伝え、下げる言葉は使わない
夫を責めることをやめ、自分を整えることを続けたら、心が穏やかになった
変わることは、できる。気づくことが、最初の一歩

※本記事にはプロモーションが含まれます

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