別居中、私はひとりで抱えることをやめた。
対面、電話、占い、オンラインサロン、個別コンサル——
気づけば、合計50万円ほど使っていた。
第4話は、必死で助けを求めた日々のことを書きます。
ひとりで抱えることに、限界がきた

別居中、夫婦関係の動画やブログを見ながら「変えられるのは自分だけ」という言葉を何度も聞いた。頭ではわかっていた。でも、どうすればいいのか全然わからなかった。
泣きながらスマホを見る夜が続いて、ある日思った。
ひとりで考えていても、同じところをぐるぐるするだけだ。
誰かに話を聞いてもらわないと、私は変われない。そう思った。
それが、プロの力を借りようと決めたきっかけだった。
最初は、無料の電話相談を試した。勇気を出してかけた。でも、返ってきたのはこんな言葉だった。
「それじゃダメでしょ」
受話器を置いた後、泣いた。
助けを求めたのに、責められた。
傷ついて、しばらく誰にも相談できなくなった。
でも、それがすべてじゃなかった。合う人に出会うまで諦めなくてよかったと、今は思う。
そのとき夫から、こんな言葉をもらった。
「誰かに相談してみなよ」
夫は職場の人や家族に自分の気持ちを話していたらしかった。でも私にはできなかった。プライドが高くて、友達にも職場の人にも、相談できなかった。
そもそも、周りに夫婦仲や男女の違いについて学んでいる人が誰もいなかった。親に話しても「帰ってきていいよ」と言われるだけだった。気持ちはありがたかった。でも、それは私が求めていた答えじゃなかった。
夫婦関係のことは、夫婦関係を学んだ人に聞かないとわからない。
そう気づいたとき、プロを探すことに本気になれた。
対面、電話、占い——とにかく何でも試した

最初は対面カウンセリングに行った。次に電話カウンセリングも試した。電話占いや手相占いにも頼った。
夫の気持ちを知りたかった。「戻ってきてくれますか」と聞きたかった。今思えば、まだ夫を変えようとしていたんだと思う。
占いの先生に「大丈夫ですよ」と言われると、少し楽になった。
でも翌朝になると、また不安が戻ってきた。
その繰り返しだった。
それでも続けた。何かにすがらないと、前に進めなかった。
オンラインサロンに入ったけれど、落とし込めなかった

夫婦関係をテーマにしたオンラインサロンにも、2つ入った。
コーチの話は良かった。「そうだよな」と思う言葉がたくさんあった。でも、大人数を相手にしているから、自分の状況に当てはめて考えることがなかなかできなかった。
「わかった気がする。でも、私の場合はどうすればいいの?」
その答えが、どこにも見つからなかった。
一般論ではなく、自分のことを話せる場所が必要だと気づいた。
1対1の個別カウンセリングで、初めて変わり始めた

最終的にたどり着いたのが、1対1の個別カウンセリングだった。
毎日先生に報告する。課題に取り組む。週に何度かZoomで話す。そういう形で、自分と向き合い続けた。
最初は正直、「これで変われるのかな」と半信半疑だった。でも続けていくうちに、少しずつ変化を感じるようになった。
カウンセリングの中で、家族構成や子どもの頃のことを聞かれた。最初はなぜそんなことを聞かれるのか分からなかった。でも話していくうちに、気づいたことがあった。
私は、自己肯定感がとても低かった。
夫を責めていたのも、依存していたのも、全部そこから来ていた。子どもの頃からずっと積み重なってきたものが、夫婦関係に出ていたんだと知った。
大人数の中では「わかった気がする」で終わっていたことが、1対1だと「私の場合はこういうことだったんだ」と自分ごとになっていった。
自分の言葉で話して、自分の話を聞いてもらう。
それがこんなにも大切だと、初めて知った。
合計50万円。後悔はしていない

対面、電話、占い、オンラインサロン2つ、個別カウンセリング——気づけば合計で50万円ほど使っていた。
高かった。正直、お金はなかった。でも後悔はしていない。
あのお金は、自分への投資だったと思っている。
夫婦関係を取り戻すためじゃなく、自分を取り戻すための投資。
今の穏やかな毎日を考えると、あの選択は間違っていなかったと思う。
ひとつだけ言えることがある。ひとりで抱え込んでいたままだったら、私はきっと変われなかった。助けを求めることは、弱さじゃない。むしろ、一番賢い選択だったと今は思っている。
ひとりで全部解決しなくていい。
頼れる人を見つけることが、変わる一番の近道だった。
次の話では、自分を変えるために具体的にやったことを書く。
「自分を大切にする」って、どういうことなのかを。
第4話のまとめ
